亜鉛という栄養素とは?
亜鉛という栄養素を聞いたことがありますか?
亜鉛とは
亜鉛性機能、皮膚や味覚、免疫機能を正常に保つための大切なミネラル
のことです。
アメリカでは「セックス・ミネラル」としても知られています。
なぜ私たちの体内で亜鉛が必要なのかをまとめてみました。
亜鉛が足りないとどうなる?
免疫力の低下
不妊の原因(男女関係なく)
「キレやすい」性格になる
肌、髪、爪の健康
などと、健康に良くないことの羅列になってしまいましたが・・・
これだけ、亜鉛という栄養素は体に必要なのです。では、一つ一つの項目を次で説明しますね。
亜鉛不足による味覚障害
味覚障害の原因は亜鉛不足が原因とありますが、これは本当の話です。
味覚を感じるのは、舌や上あごにある味蕾(みらい)という器官という器官なのですが、味蕾は、短い周期で新しく生まれ変わっており、そのためにはたくさんの亜鉛を必要とするのです。
つまり、亜鉛が不足すると細胞が生まれ変われなくなってしまい、
味覚障害を引きおこしてしまうのです。
亜鉛不足による免疫力の低下
亜鉛には免疫機能の主役であるNK(ナチュラルキラー)細胞とT細胞を活性化させ不足すると活性が弱まることがわかっています。
免疫とは細菌やウイルスからの感染を防ぐ機構のことでその働きが弱まれば感染しやすくなり、風邪にもかかりやすくなります。
亜鉛不足による不妊の原因
亜鉛不足による不妊の原因は男女ともに当てはまるケースです。
男性の場合
精子の数が減少する
精子の運動率が悪くなる
奇形の精子が増える
などの精子の状態だけでなく、亜鉛が不足すると
性欲を低下
性機能障害
では女性の場合はどうでしょうか。
女性の場合
卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)などの女性の体に大切なホルモンの生成やその働きが鈍くなるため、生殖器の発育ニ影響を及ぼします。
つまり、生殖器官が正常に発育し、正常に機能するためには、酵素や女性ホルモンが活発に作用しなければなりません。
亜鉛が不足していると、生殖器管が活発に作用できず、したがって正常な卵子さえもつくれないということになります。亜鉛不足による「キレやすい」性格
キレやすくなる原因はカルシウム不足などといわれますが、どう亜鉛と関わっているのでしょう
カルシウムを運ぶには亜鉛が必要だからなんですカルシウムは足りているのに、それを体内の必要な場所に運ぶ役割を持つ亜鉛が不足していたのでは 全く意味がなく、キレやすい性格になってしまうといいます。
これは、子供だけでなく、アルコールを摂取する大人にも同じことが言えます
肌、髪、爪の健康
亜鉛が不足すると、爪の角質細胞(ケラチン)の合成がうまくいかず、爪に縦ジワが増えたり、白斑ができたりします。 同様にケラチンを含む毛髪も、亜鉛が不足することによりパサついたり、抜け毛が多くなります。
また、ニキビに悩む思春期の子供のほとんどが亜鉛が不足というデータもあるようです。
亜鉛は、食品にも含まれる
栄養素ですが、効率よく
摂取するためにはサプリメント
での助けも必要ですよ。